社会人腐女子の読書の行方
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
The Men of TANGO   岡田屋鉄蔵



それは タンゴ-----

BL、というには苦み辛みが強くて、受も攻も固定されていなくて、心の芯に刺す痛さがあります。
そして、ずん、と骨の芯に届くような重さも。

不条理の中をそれでも生きていく人たちの心の不思議、せつなさいとしさ、

そして添い遂げるというところが最大のロマンスなのかな?

マッチョですが色っぽいです。

アンジー(タンゴの名手)の不器用で自由な生き方と、
ヒロの不自由ででも人から見たらなに不自由ないサラリーマンとしての生活と、
その二人が出会ったところから解放され、変化していくもろもろ。
傷を負っても、それでも生きていられるのは、傍らに彼がいるから。そう思える相手に出会えるって、どんな奇跡だろう。

自分の片割れに出会えた二人に幸あれ。





スポンサーサイト
憂鬱な朝
明治(あれ?大正だっけ?)え~、華族の嫡子と執事のお話なんですが、家督相続やら隠し子やら、色々な人間関係の愛憎しがらみがもつれ合っているお話です。
いわゆるBLです。

なんですけど、愛憎半ばする心情と、一途な故に拗れる慕情と、純愛といっていいのかな、と。

大きく立ちはだかる『家』制度の中で、自分の立ち居地と、自分の真情と、
そんなものと向かい合っていく二人の姿が凄く、胸に迫るお話です。

男性同士の恋愛、という形に抵抗がない方には、読んで頂いて損はないんじゃないかな、と思う1冊です。

新刊出るのが楽しみです!



国芳はいい。


この人の描く絵は、とても【肉体】の重量や湿度、体温や体臭のようなものが伝わってくる。
血肉を供えた存在である、という印象が湧く。

そんな人が浮世絵の話を書いている訳で、

とっても眼福!です。

綺麗な絵、という言葉より、生きた絵、という言い方がしっくり来る、登場人物に生き物の色気がある、そういうマンガって少数派だと思うんですが、間違いなくこの人の描く絵はその少数派の中に入ります。

生々しい、生きてる、だからきつかったり熱かったりと読んでいるだけなのに体感がある。

すっごく好きです。

是非、流し読みでもいいので読んでもらいたい、好きになる人は本当にはまれるマンガ、漫画家さんだと思います。

なにより、このマンガ、国芳一門が登場しますからね。
あの、人の塊で顔作ったり、猫文字書いたりの、あの浮世絵の一門です。
楽しいですよ、うん。
チョコレートの甘さと官能
甘いもの好きには堪らない、と思われるチョコレート。
ショコラティエという言葉も世間に浸透しつつある昨今、専門店も増えました。

さて私は、というと、学生時代にゴーフレットで有名な風月堂さんで、1個いくらのショコラ(だいたいトリュフのバリエーション)をたっぷり時間をかけて選ぶ自分へのご褒美の時間が大好きでした。

ピエールエルメとか、今は本当に宝石のようなチョコレートがとっても沢山増えました。

カカオ配合率でも選べますしね。
酸味の強いエグみさえ感じるチョコも、甘くてまろやかで体温でとろりと溶けてしまうチョコレートも、寒い日の身体を温めてくれるショコラショーも、大切に選んで口に含むとき、そこにあるのは愛なのです。

なんて白々しいことをつい口に出してしまいたくなる気分になるマンガでした。

巻末の作者のショコラグルマン旅行顛末記、みたいなコラム?ももう、うふふふふふ、ドンマイ!といいたくなる…ふふ。



チョコレート大好きな男性を、チョコレートを切り口に多方面から見てみました、というと大仰。だけどそんな感じの内容を軽妙に書いています。
作者のショコラ愛が伝わってくる形容と、かつてチョコレートは『媚薬』として扱われていたという事実を(書いてはいませんが)取り入れた、官能的な意味の甘さや苦さも漂う一冊。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。